【シリーズ10】キュウコンオーガ 〜エターナルブリザード〜
とぅふ(@TofuHeatranVGC)です。
シリーズ10がスタートしてから約2ヶ月の間、カイオーガの対面構築としてキュウコン+カイオーガの形を研究していたので一部共有します。
参考程度に某レートは1861です(高くない)。
〜構築経緯〜
*カイオーガの型*
このルールスタート前からカイオーガの形は
①対面スカーフ
②トリル
③瞑想積みサイクル
の主に3つが発見されており、この3つを有識者の意見を参考にしながら実際に使用し、最終的に①対面スカーフが最も勝率が伸びるという結論に至りました。
②と③の共通点はカイオーガの足が遅いという最大の汚点です。これらの構築はカイオーガをピンポイントでメタるマイナー伝説に勝てるようになるメリットがある代わりに、スカーフに比べ急所の負け筋やこんげんのはどう、ハイドロポンプの外しといったデメリットでメジャー伝説に負けやすくなってしまいます。
①対面スカーフ型は、序盤の圧迫から終盤の詰めまで幅広く選出に関与し、しおふきを最も安定して振れるため、実際その火力はメガネ、しずくを所持したカイオーガをも凌駕します。
よって今回は、しおふきを振ることをベースとしたスカーフカイオーガから構築をスタートしました。
*ふぶきの採用*
構築時、臆病スカーフカイオーガの勉強も兼ねて4thGSルール(HGSS)の文献や資料を読み漁っており、その際カイオーガに限らずふぶきを採用しているポケモンが数多く見られたため、自分なりに強さを整理してみることにしました。
結果以下の3点がふぶきの主な採用理由であると考えました。
①高火力全体技である
②強力な運要素(逆転要素)
③環境においてカイオーガが最強すぎるため、盤面にくさ、ドラゴンを誘導しやすい
中でも③は重要で、全体みず技をカットするためにくさ、ドラゴンタイプを2体並ぶ場合が多々あるため、カイオーガ自身のものに限らずふぶきとカイオーガは攻撃範囲において非常に優れていると言えます。
このノウハウから、タイプ一致ふぶき且つフリーズドライにより、ギャラドス、ペリッパー、パルキア、ウオノラゴン、トリトドン等一部のみずタイプに高打点を持つアローラキュウコンの採用が決まりました。
*残りメンバー*
・ゴリランダー
環境初期はアマージョを採用していましたが、くさ枠にこおり打点が全く必要なくなってしまい(もともと信用していない)、みずタイプへの安定したダメージソースを確保するためにこちらを採用しました。
・霊獣ランドロス
カイオーガ構築に必須な電気無効枠です。威嚇による対ザシアン、ゴリランダー、グラードンの安定化を図って霊獣での採用です。
・エンテイ
最強です。憎きゼルネアスは手も足も出ません。
はじめはモロバレルを採用していましたが、対黒馬の勝率が悪く、みがわりゼルネアスへの回答としてガオガエン→エンテイを採用をしたため存在価値が消滅し、対連撃ウーラオス性能を落とさないこちらを採用しました。
〜構築内容〜
某ではほぼバレてますが、詳細な配分までは載せるなと言われたので載せません(結果も出してないしね)。
*カイオーガ*
性格(Nature):おくびょう(Timid)
特性(Ability):あめふらし(Drizzle)
持ち物(Item):こだわりスカーフ(Choice Scarf)
努力値(EVs):CSベース
技(Move):しおふき、こんげんのはどう、ねっとう、ふぶき(Water Spout、Origin Pulse、Scald、Blizzard)
どこにでも選出できる万能エースです。基本的にはキュウコンや晴れエルフーンで呼んだほのお技に後投げしてから全抜きを狙います。全てのスカーフカイオーガに共通することですが、体力の約73%程度あればこんげんのはどうと威力が同じということを踏まえつついかにしおふきを押すかが立ち回りのカギになります。
*キュウコン(アローラのすがた)*
性格(Nature):ひかえめ(Modest)
特性(Ability):ゆきふらし(Snow Warning)
持ち物(Item):とけないこおり(Never-Melt Ice)
努力値(EVs):HCS調整
技(Move):ふぶき、フリーズドライ、オーロラベール、まもる(Blizzard、Freeze Dry、Aurora Vail、Protect)
カイオーガとの攻撃補完が良く、キュウコン→カイオーガの受け補完も非常に良いです。オーロラベールは主に白馬トリル系のターン枯らしで使用します。呪い続けたパルキアが環境から消滅しているので化身ランドロスを抜くためにおくびょうにするか検討中です。
*ゴリランダー*
性格(Nature):いじっぱり(Adamant)
特性(Ability):グラスメイカー(Grassy Surge)
持ち物(Item):とつげきチョッキ(Assault Vest)
努力値(EVs):HAD調整
技(Move):グラススライダー、ドラムアタック、とんぼがえり、ねこだまし(Grassy Glide、Drum Beating、U-turn、Fake Out)
PFの一貫切りと対みず打点を備えた対面操作役として使用します。味方の霰ダメージ相殺、カイオーガのしおふき火力上昇目的のリジェネは必要不可欠であり、ターン終了時に霰→リジェネの順で効果が発動するので霰によるタスキケアを阻害しないのも魅力的です。
*霊獣ランドロス*
性格(Nature):ひかえめ(Modest)
特性(Ability):いかく(Intimidate)
持ち物(Item):オボンのみ(Sitrus Berry)
努力値(EVs):HBベース
技(Move):だいちのちから、ウェザーボール、とんぼがえり、まもる(Earth Power、Weather Ball、U-turn、Protect)
威嚇とでんき無効、だんがいのつるぎ切りを兼ね備えた対面操作役です。ウェザーボールはランドロスミラーやゴリランダーへの打点確保をするために使用しますが、状況に応じてトリトドン、マンムー、グラードンの3形態に変化するのは使っていてかなり楽しいです笑。
*エンテイ*
性格(Nature):しんちょう(Careful)
特性(Ability):せいしんりょく(Inner Focus)
持ち物(Item):ぼうじんゴーグル(Safety Goggles)
努力値(EVs):HDベース
技(Move):せいなるほのお、しんそく、かみくだく、ほえる(Sacred Fire、Extreme Speed、Crunch、Roar)
くさタイプ、ザシアンへの明確な回答であり、ゼルネアスの展開を全く許しません。全体技を多用しおいかぜエルフーンを採用しているため、味方ほえるは高頻度で使用します。はじめはフレアドライブを採用していましたが、以下の理由でせいなるほのおに変更しました。
①ゴツメモロバレルを処理した後等にグラススライダーで縛られることを回避するため
②雨下でゴリランダーに運ゲーを狙うため
③にほんばれを採用したことでフレアドライブが火力過剰気味になったため
*エルフーン*
性格(Nature):おくびょう(Timid)
特性(Ability):いたずらごころ(Prankster)
持ち物(Item):ゴツゴツメット(Rocky Helmet)
努力値(EVs):BCS調整
技(Move):おいかぜ、アンコール、くさむすび、にほんばれ(Tailwind、Encore、Grass Knot、Sunny Day)
おいかぜで展開補助をしつつ、アンコールでゴリランダーのねこだまし、ターン稼ぎまもる、ジオコントロール、スイクンのおいかぜを咎めてしおふき、ふぶきの一貫を取ります。
ザシアンをはじめとするスタン系の対カイオーガ選出は、くさ1〜2枚+みず+伝説がほぼ確定しており彼らにほのお技が一貫しやすく、エルフーンを盤面に並べている状態で隣にみず技が一貫する状態を解消する意味も含めてにほんばれを採用しています。
ゴツゴツメットは被弾しやすいねこだましへの削りと、エンテイのせいなるほのお+ゴツメスリップ+しんそくでゴリランダーを突破するために採用しています。
〜最後に〜
今回はかなり雑に済ませてしまいすみません。質問、共有したい等の連絡は自分のTwitterDMまでお願いします。
ありがとうございました!